開業して1年のご挨拶

昨年4月22日に開業し、1年が経過をしました。

皆様に支えて頂き、本当に感謝申し上げます。

新型コロナウイルス感染が起き、ご挨拶の記載を控えていましたが、そろそろコロナ感染も終息が見えてきたので、記載させて頂きます。

①開業して思うこと

・近隣の人々が好きだ

 川崎幸クリニックで勤務をしていた際に、南加瀬エリアの訪問診療をしたときの居心地がよかったこと、妻が北加瀬生まれで思い入れがあることから、南加瀬で開院しました。

 開業して、皆様と交わす会話が非常に楽しく、温かさを頂いています。家で採れた野菜やお花をくださるクリニックの建物のオーナーさん、訪問診療の帰りにすれ違うと挨拶してくださる方々、来院すると落ち着くのよと言ってくださる方、沢山の方に助けて頂き、毎日楽しく診療をしています。

 先日、家に余っているおむつを(私の息子に)使ってほしいと下さった方や、N95マスクをくださった方もいました。診察中に御家族様の健康相談を受け、後日ご家族様が来ていただくこともあります。~さんの紹介で、〜の家族です、と患者さんが繋がっていくことも楽しく感じています。

 こうして、皆様の温かい気持ちに包まれ、私も職員も楽しく仕事をしています。

・涙を流す方が多い

 当院の方針として、”心に寄り添った医療をしたい”としています。様々なことで悩むことがあります。”胃が痛い”といっても、胃炎の方もいるし、ストレスによる胃痛の方もいます。内科なので胃炎しか対応しません、という冷たい対応はしたくないので、当院では心療内科領域も診察しています。心療内科は専門ではないです。しかし、心療内科は受診するのに精神的にも物理的にも(予約が取れない)ハードルが高いです。さらに内科からは”心療内科に行け!”の一言で終わってしまい、どこにも相談できない方がいます。心と身体はリンクしているので、”胃が痛い”→胃がんなのではないかと不安になる→さらに胃が痛くなり食欲もなくなる、と悪化します。体も心も繋がっているので、総合的にみるようにしています。こうして総合的な診療をしていると、”やっと理解してもらった” ”誰も聞いてくれなかった”と涙を流す方がいます。週に数人もの涙をみます。こんなにもつらい思いをしている方が沢山いたのか、とビックリしています。

 先日、咳が出ているが、コロナかもしれないから来るな、とかかりつけに言われ、ずっと不安だし辛かったと涙を流した方もいます。

 病は気から、と昔から言います。納得した上で薬を内服しないと良くなりません。そのため、薬や病気の説明を沢山するようにしています(患者さん一人一人に時間がかかるので、お待たせしてしまうのが難点ですが)。

 本当に優しい方が多い地域です。優しいからこそ、傷つきやすく苦しんでいる方も沢山います。この素晴らしい皆さまに、少しでも不安なく、健康に心配な感情を持たずに生活できるように、これからも頑張っていきます。

②当院の問題点

・勤務時間について

当院は、クリニックの終了時間が早いため、受診しにくいという言葉を頂くことがあります。

クリニックで勤務する職員は、看護師や事務職員であると同時に、妻であり母です。仕事と家庭を両立し、心豊かな生活をし、そして出来た心の余裕を患者様に向けるようにしたいと思っています。そのため、午後の終了を17時半にしています。さらに、患者様が少ないときは、就業より前に職員を帰すようにしています。

当院の職員が優しいと言って下さる方が沢山います。この優しさは、こうした余裕から生まれるものです。どうか、ご理解をお願いします。

ちなみに、午前中は13時まで勤務し、急いで昼ご飯を食べ、13時半には訪問診療へ出発。14時半にクリニックに戻り、午後の診療をします。そのため、私の休憩時間は昼30分くらい。午前4時間の外来、昼に約1時間で訪問診療、午後3時間の外来と、合計8時間をほぼノンストップで勤務しています。

・木曜日について

木曜日は午前中外来をしていましたが、コロナウイルス流行に伴い、休診にしています。

私や職員は、常に風邪の方と触れ合います。私や職員が感染した場合は2週間休院する必要が出てきます。そこで、木曜日を休むことで、体調管理をしています。また職員は(木曜日以外に)週に1日休養日を設け、万全の体調管理をしています。

私は、小学生になる息子、幼稚園になる息子、生まれたばかりの息子の3児の父ですが、学校の休校に伴い、妻の負担が増しています。私以外の職員も同様です。このこともあり、木曜日を休診にしています。

木曜日の休診はしばらく継続する予定です(完全に休診にするか、隔週にするか、検討中)。コロナウイルスの蔓延が終了すれば、再開することを検討しています。

※コロナウイルスへの対応について

コロナウイルス感染に伴い、来院なさる患者さんは減りました。月に900名来院なさっていたのが、800名程度になりました。月で100人の減少です。さらに、予約をして来院なさる方が増えたことで、待合室には大体1〜4名程度しか患者様はいません。また、熱がある方は、速やかにレントゲン室に案内し、まずはレントゲン撮影をして肺炎がないことを確認しています。そのため、待合室で院内感染を起こさないように対応しています。待合室は、入り口の自動ドアを開放し、常に換気扇を回し、空気清浄機を稼働し、可能な限りの対応はしています。

電話再診やオンライン診療も対応していますので、ご利用ください。

③今後について

緊急事態宣言が5月には解除になります。その後、子供の入学式・入園式、学校の内科検診と、立て続けに予定が入ると思います。

入学式・入園式は6月2日の予定です。同日、長男の入学式、次男の入園式があるため、夫婦で別れて参加をします。そのため、6月2日は休診になります。申し訳ありません。

校医をしている日吉小学校の検診をいつやるのか、まだ分かっていません。3密をさけるため、例年より時間がかかると言われています。日吉小学校は1000名のマンモス小。例年でも2日がかりですので、おそらく4日かかります。検診のために4日間休診にする必要があります。決まりましたら、ご連絡します。

コロナウイルスが収束しますが、今後どのような医療体制になるのか、まだ未知数です。抗体検査や抗原検査もクリニックでやるのか、またインフルエンザの予防接種はどうなるのか、まだまだ悩みが多いですが、可能な限り頑張り、皆様とともに歩んでいきたいと思っています。

これからもよろしくお願いします。

 院長 滝澤憲一