COVID-19(オミクロン)に対する私見

この文章を記載した、令和4年1月10日現在、沖縄などでオミクロン株によるCOVID-19の再流行を認めています。

オミクロンはインフルエンザみたいなものではないのかという楽観論や、これから死者が増えるのではないかという悲観論まで、いろいろな意見があります。まだわかっていない事が多いので、あくまで私見になりますが、考えを記載していこうと思います。

まずはじめに

COVID-19が流行し始めたとき、インフルエンザみたいなものでしょう、という意見が多かったです。私自身もそのように考えていました。しかし、元気だった人が亡くなるのを何人か経験し、このウイルス感染は今までと違う、と思うようになりました。そのため、客観的な情報に基づかない憶測は危険です。

客観的なデータを確認していく。

・オミクロン株について

 オミクロン株をはじめて報告したのは南アフリカです。同国はしっかり検査、医療をしていると考えられます。そのDataから見ていきます。以下はGoogleに掲載されているDataです。

上のグラフが患者数です。そして下が死亡者数です。

みていくと、昨年の冬の流行以外のときは、患者数に応じて死者数が増えています。

一方で、最後の流行、これがオミクロンですが、死者数の増加は穏やかです。

つまり、オミクロンは流行していますが、死亡者は増えていません。ただし、1日平均で150名程度が連日亡くなっていますので、「死亡することは少ない」と言えると思います。また、ワクチンの効果や、今までの感染者数など(自然免疫の獲得)の影響を受けますので、日本においても同じ流れになるのかはまだ分かりません。

オミクロン株は感染力が非常に強いため、短期間で患者数が急増します。そして、みんなが感染するため、短期間で感染が終了します。南アフリカでは、約1ヶ月で急速に急行し、Peakを超えたと考えられます。このことから、オミクロン株がコロナ終焉の兆しではないかという人がいます。その可能性はあります。しかし、南アフリカは1日2万人程度感染しました。日本でも同じくらい感染してPaekを超えるのか、国による差があるので分からないですね。南アフリカは総人口が日本の約半分なので、日本で1日4万人程度の感染と同等ですが、これは昨年の夏の倍程度の患者数です。

・デルタ株について

韓国では、昨年12月から現在まで、コロナが大流行しています。韓国はデルタ株が主であるとされています。

韓国の統計を確認していきます。

韓国の冬の感染は、感染者に応じて死者が増えています。今の時期でもデルタ株も流行しており、デルタ株では死者が増えていきます。

・日本におけるオミクロンの割合

東京都はオミクロン株が6割になっていると発表しています。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC061X20W2A100C2000000/

ほぼすべてがオミクロンに置き換わった南アフリカ、ほぼデルタで流行した韓国と異なり、日本ではオミクロン6割、デルタ4割の可能性があります。

まとめると

・オミクロン株は感染力が非常に強いですが、一方で死に至ることは少ない。ただし、死なないわけではない。

・デルタ株は中等度の感染力ですが、死に至る可能性が比較的ある。

・沖縄はほぼオミクロンと考えられますが、関東・関西は半々である可能性が高い。今後オミクロンに切り替わっていく。

私見

・現在の日本において、「オミクロンは死なないから大丈夫」というのは危険である。

 仮に東京都の感染者が1000名とした場合、500名は死につながっていくデルタ、500名は死なないが感染を広げるオミクロン、ということです。

 今は冬なので、デルタ株も大流行する可能性があり、注意が必要です。

・今後、オミクロン株が大流行すると推測されます。オミクロンに切り替わっていくと、患者数が急増すると推測されます。そのため、コロナ感染者はこれから大量に出現すると推測されます。

 コロナかどうかはPCR検査で判断できますが、オミクロン株かデルタ株なのかは判明するまで時間がかかります。オミクロンかデルタか、2つは全く別の病気であると考えられます。しかし、複数の病気がコロナウイルスという1つの大きな括りになってしまうことが対応を難しくしています。

・ワクチンについて。

 オミクロン株に対しては効果が弱い可能性があります。しかし、デルタ株に対しては効果があると判明しています。デルタが混ざっていることを考えると、ワクチンの3回目接種は有効であると考えます。

上記の記載は、記載した時点の見解です。これからDataの蓄積により、見解は変わっていく可能性があります。

2月から高齢者の3回目のワクチン接種が始まります。バタバタする可能性がありますが、頑張って乗り切りましょう。