新型コロナウイルス肺炎について

コロナウイルス感染症のニュースで騒がれています。

クリニックはどのくらい情報が入っているか。結論としては、みなさんと変わりないです。

当院が加入している川崎市医師会は、横浜港に停泊している船の対応の委員会に入っているそうです。しかし、その川崎市医師会から各医療機関へは何も情報は流れていません。

いくつかの学会や論文で発表されてきている情報をまとめ、少しずつ更新していこうと思います。

①コロナウイルスとは

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

国立感染症研究所を参照ください。

今までも複数の種類のコロナウイルスが分かっており、SARS、MERSという集団感染を引き起こしました。そのウイルス以外にも、風邪の原因になっているウイルスの一つとされています。動物にも感染するウイルスなので、動物内で変異し、強い毒性を獲得して、ヒトに感染を起こし、大流行を起こしている可能性があります。

②新型コロナウイルス感染症

中国武漢市を中心に感染が広がりました。

以下のような特徴があります。

潜伏期間は 2~12.5 日。

風邪症状が1週間ほど続き、かつ倦怠感が強い

・ 入院している患者さんの大半は、発症5日以降である(5日までは症状が軽い事が多い)。発病から1週間程度は肺炎症状を呈さないことが多い。

症状は軽症から重症まで幅広く、武漢市では死亡率5%前後と高めであるが、それ以外では2%程度であり、死に至る危険性は低い。

※東京都医師会が発表しているコロナウイルスに関するQ/Aです。参考にしてください

https://www.tokyo.med.or.jp/wp-content/uploads/application/pdf/covid-19.pdf

③感染症拡大を防ぐには

主な感染伝播は有症者の咳やくしゃみを介してとされています。国立感染症研究所が提示している「 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理」によると、感染症が疑われる人が家で療養をする場合の対応について、以下のように記載しています。

「咳エチケットと手指衛生を徹底するように指導し、常に健康 状態に注意を払うように伝える。同居している者にはサージカルマスクの着用および手指衛生を遵守するように伝える。濃厚接触者が発熱または呼吸器症状を呈し、医療機関を受 診する際には、保健所に連絡の上、受診する。 廃棄物処理、リネン類、衣類等の洗濯は通常通りで良い。 」

つまり、咳をしている人は咳エチケットと手洗いが重要であり、咳をしている人がそばにいる場合にはマスクと手洗いが重要であるという内容。洗濯は問題ないとの解釈です。この対応は通常の風邪と大きな変わりはありません。

④どういうときに新型コロナウイルス感染症を疑うか。

国が発表している案内です。

次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。

一般のクリニックを受診なさっても検査は出来ません。そのため、非常に疑わしい場合には、帰国者・接触者相談センターにまずは電話で相談して、対応を仰いでください。

連絡先電話番号ファクス番号
川崎区044-201-3189044-201-3291
幸区044-556-6715044-556-6659
中原区044-744-3104044-744-3342
高津区044-861-3341044-861-3308
宮前区044-856-3217044-856-3274
多摩区044-935-3217044-935-3394
麻生区044-965-5218044-965-5204

”対応時間外は区役所守衛室の電話番号を案内します。連絡先を伺った上で、担当者から折り返します。”

必要に応じて、帰国者・接触者外来を紹介されますので、受診してください。川崎市内には2箇所の医療機関で設置されているとされていますが、どこの病院なのかは公表されていません。

最後に

まだ情報が少なく、正直分からないことが多いです。少しずつ情報をUPします。

風邪のウイルスの一つである

症状が1週間程度持続し、徐々に悪化する

健康な方が感染しても死に至る可能性は低い

予防は一般的な風邪対応と同様である

以上が、今わかっていることだと思います。パニックにならず、通常の生活を送りましょう。よく食べて、よく眠ることが重要です。

インフルエンザは、毎年1000万人が罹患し(発症 8%)、3000人以上の方が亡くなる(死亡率 0.03%)病気です。これは、予防接種もあり、さらに治療薬もある状況下です。そのため、インフルエンザと同程度であるというイメージで良いと個人的には思っています。あくまで個人の意見であることをご了承ください。