新型コロナウイルス対策について

2月25日、新型コロナウイルスに対する基本指針が政府より発表になりました。要点を記載します。また、3月から学校が休校になるなど、バタバタの対応が続いています。

新型コロナウイルスについて

対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境”が感染を起こしやすくする条件です。咳やくしゃみの症状がなくても、他者へ移る可能性があります

感染者のほとんどが無症状ないし軽症であり、発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多いです。一方で、人工呼吸器など集中治療を要する、重篤な肺炎症状を呈している方もおり、高齢者・基礎疾患を有する者では重症化するリスクが高いと考えられます。

コロナウイルスによる入院は、発症から5日以降に多いとされ、4日以内に改善傾向があれば通常の風邪、どんどん悪化するならコロナウイルスを疑います。軽症であれば、自然に改善するので、医療機関を受診して他者へ移すよりも、家で休んでもらうことが重要です。

今後パンデミックに至らないようにするためには、以下の方針になります。

 ・なるべく人と接しないこと

 ・風邪の方は自宅療養。改善しない方はコロナウイルスを疑い、決められた手順で検査

政府の出している方針

風邪や発熱などの軽い症状が出た場合には、外出をせず、自宅で療養してください。仕事や学校も休んでください。

ただし、以下のような場合には、決して我慢することなく、直ちに都道府県に設置されている「帰国者・接触者相談センター」にご相談下さい。同センターから帰国者・接触者外来へ誘導し、検査をするかどうかを決めていきます。

風邪の症状や37.5°C以上の発熱が4日以上続いている

強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある

 ※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合

また、症状のない人も、それぞれが一日の行動パターンを見直し、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされるような環境に行くことをできる限り、回避して下さい。症状がなくても感染している可能性がありますが、心配だからといって、すぐに医療機関を受診しないで下さい。医療従事者や患者に感染を拡大させないよう、また医療機関に過重な負担とならないよう、ご留意ください。

リスクの高い高齢者や基礎疾患を有している方の感染リスクを減らすため、風邪症状がない高齢者や基礎疾患を有する者等に対する継続的な医療・投薬等については、電話による診療等により処方箋を発行するなど、極力、医療機関を受診しなくてもよい体制をあらかじめ構築する必要があります。

問題点

・定期受診している患者さんの処方箋を電話で発行??

当院としては、状態が変わっていない、同じ薬の継続処方で良い方は、診察をスキップして処方箋を発行します。

近隣の患者さんに関しては、診療費の支払い、処方箋の発行などがあるため、御来院をお願いします。そのうえで、10分以内にクリニックでの会計終了をするように努力します。

FAXでの処方箋発行を許可するという通知もなされていますが、そのための条件が非常に厳しく設定されており、運用が現実的ではないので、上記のような運用を選択しました。

オンライン診療の活用も検討していましたが、これに関しても、政府の通達が不明瞭で利用するには至っていません。

・感冒症状の患者さんは4日間家にいましょう。その際の薬は??

感冒症状の患者さんに自宅待機をするのは良いですが、薬を飲まなくてよいのか、抗生剤が必要な状態ではないのか、皆さん心配だと思います。

その心配な気持ちのまま、家で耐えていましょう、というのが果たして理にかなっているのか?

オンライン診療を活用するべきであると考えています。しかし、コロナウイルスを疑う患者さんのオンライン診療は認めません、というのが政府の見解です。

そのため、ご家族に来院頂き、処方をするという方法を取っています。

・PCR検査をしてくれない

行政は、「4日以上 37.5度の熱が持続する」ときに相談センターに連絡をするようにはっぴゅうしています。しかし、実際には、「4日以上 37.5度以上の熱があり、かつ肺炎を呈している人」が検査対象であるとのことです。これは相談センターに確認をした見解です。

では、だれが肺炎を呈していると診断をするのか。その役割を政府はクリニックに求めているようです。そして対応をする際には、マスク、ガウン、ゴーグル着用で、通常の患者さんと別ルートで、個室で対応することが望ましいとしています。世の中と同じ、当院にはマスクがありません。さらにガウン、ゴーグルもありません。医師会や行政からの支給はありません。

院内で感染者が出た場合はどうなるのか。14日間 クリニックを閉鎖し、除菌するとされています。

つまり、感染している可能性が高い人を、クリニックで無防備で診察をし、感染した場合にはクリニック閉鎖、というのが現在の行政判断です。さらに、PCR検査を保険適応になる予定で、保健所を介さないで検査が可能になります。

この決定の中で、クリニック職員や、クリニックに来院なさるコロナウイルス感染者以外の多数の患者さんを守るにはどうするべきか。コロナウイルス感染が疑わしい患者さんは拝見しない、という結論を出すしかないと考えています。

実際に一時閉院をしているクリニック、検討しているクリニックは多数あるようです。

最後に

新型インフルエンザの時は、発熱外来が日本中に開設されました。そして新型インフルエンザが危険ではないと判明すると通常対応に戻りました。

コロナウイルスはまだ分かっていないことが多く、手探りの対応になりますが、これからもよろしくお願いします。