帯状疱疹ワクチン

令和7年度から、帯状疱疹ワクチン接種が開始になります。

国としては4月開始でしたが、川崎市の制度整備が間に合わず、7月から本格接種になります。

①対象者

65歳以上。

最初の5年間は、65、70、75、80、85、90、95歳というきりの良い年齢に接種券が配られます。

その後、65歳に限定して制度は継続されていく予定になっています。

注意点

今回は、65歳であれば、「65歳になる学年」が対象になります。

年齢ではありません。

今年度65、70、75、80、85、90、95歳というきりの良い年齢になる人が対象です。

対象がわかりにくいので、家に接種券が届いた人を対象に接種するように、と言われています。

②ワクチンの種類

帯状疱疹ワクチンには、2種類あります。

生ワクチンは、子どもが打っているワクチンと同じであるため、副作用が少ないのがメリットです。

もう一つのシングリックスは、帯状疱疹に対する免疫を付与するイメージのワクチンで、副作用や機序がコロナワクチンに近いと言われています。

シングリックスは、メリットは効果が良いこと、デメリットは腕が痛い・熱が出るといった副作用の発現頻度が高いことです。

またシングリックスは輸入ワクチンのため、非常に高価です。

③費用

生ワクチン→補助なしで7000円前後で接種しているワクチンですが、これが4000円の自己負担になります。

 (行政補助は3000円程度)

シングリックス→補助なしで5万円近くするワクチンですが、これが2万円になります。

 (行政補助は3万円程度)

④どちらがよいのか。

どちらでも良いと思います。

効果が高いワクチンを、大きな補助の上で打ちたい→シングリックス

副作用が少ないワクチンがよい→生ワクチン

⑤注意

今回のワクチン接種は、実施しない医療機関も多いです。

当院の近くの、南加瀬耳鼻科(当院ビルの1階の耳鼻科)やたかとり内科、高橋医院などは接種しないようです。

また、木村整形外科や生駒クリニックは生ワクチンのみ。

かい耳鼻科はシングリックスのみ。

ワクチン事業に参加するかどうか、参加する場合にはどのワクチンにするのか、

各医療機関の裁量に任されています。

そのため、医療機関により異なります。

当院は両方接種可能です。

ワクチンの在庫には限りがあります。

特にシングリックスは高価なので、院内在庫はすくないです。

そのため、事前のお電話をお願いします。