延命治療はしますか?
2019年5月1日 2020年2月20日
今回のページの内容は、延命治療です。
延命治療をするのかどうか、非常に難しい話です。
私個人としては、延命治療はやらない方が良いと思っています。
理由を述べていきます。
ただ個人的な意見として、文面を呼んでください。
①心臓マッサージ
適切な心臓マッサージとは、肋骨が折れる程度の力で実施するのが良いとされています。つまり、しっかりとしたマッサージを実施すると、肋骨がポキポキと折れてしまいます。私が以前に心臓マッサージをした際の肋骨が折れた感触をまだ覚えています。
②人工呼吸
人工呼吸をするには、まずは気管挿管をします。
食事をする際、ご飯が気管に入っただけで、呼吸が苦しくなります。挿管チューブは3色ボールペン程度の太さがあります。それを気管に入れるということは苦痛を伴います。
③経管栄養
認知症や老化の結果として、食べる意欲がなくなった場合の経管栄養は勧めません。なぜならば、体もそれ相応に老化をしており、無理にいれた栄養剤が体の負担になり、最終的には患者さんが苦しいことになる可能性が高いという判断です。
一方で、脳梗塞や交通外傷といった、体は元気だけど食べることができない場合には、経管栄養は非常に良い治療法だと思っています。
最後に
皆さんも、延命治療というのはどういうものか理解し、どこまでの治療を望むのか、話し合っておくことをお勧めします。日本人は”自分だったら嫌だ(安らかに死にたい)、けど家族は生きていてほしい(延命したい)”と思う方が多いです。もしも延命を望まないなら、しっかり家族に伝えておきましょう。これをリビングウィルといいます。