お子さんの夏風邪について ②ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナとは

7月に乳幼児で感染する夏風邪の一つです。

38~40℃の高熱、のどの奥に水ぶくれ様の発疹が現れるウイルスの感染症です 。

ウイルスに感染してから2~4日後、突然の高熱(38~40℃)、続いて喉の痛みが現れます。喉には、1~2mmの水ぶくれ様の発疹がみられるようになり、その後 潰瘍になり、飲食の際に痛みます。熱は2~4日程度で下がり、その後のどの発疹・痛みがなくなります。通常は1週間以内に治ります。

手足口病との違いは?

手足口病は、全身に発疹ができ、微熱を認めますが、比較的元気です。

一方で、ヘルパンギーナは高熱でグッタリする子が多いです。

治療は?

ウイルス感染で、自然に改善するのを待ちます。熱が辛ければカロナールを使用します。

喉の水疱により水分摂取が難しくなる子がいますが、少しずつでも水分を摂るようにしましょう。摂れなければ点滴治療をします。