発熱があり、受診なさる方へ

<PCR検査の結果に日数を要するようになりました。当院では、院内感染の予防の観点から、まずPCR検査、その後結果が出てから診察、という流れを組んできました。検査結果に数日かかるようになってしまったため、この流れが出来なくなります。そのため、37.5度以上の発熱者の診療、PCR検査を一時中止します。PCR検査体制が整い次第、再開します。 なお、検査に日数がかかっても良いという方(会社に行くための検査など)、自費検査の方は積極的に対応しますので、お電話での予約をお願いします>

−−−−−−−−−−以下の対応は現在中止中−−−−−−−−−−−

11月になり、風邪をひいている方が増加しています。また連日のようにコロナ患者数が増えていると報道もされています。

当院にも熱があり受診なさる方が増えてきました。

熱があり、当院を受診なさる方へ、いくつかご案内があります。

①はじめに

前提として知っておいていただきたいことがあります。

・症状で「コロナなのかどうか」を診断することは不可能です。

他の患者様を守りながら診察をする必要があります。

・各種検査を実施する職員は感染のリスクを負っています。リスクがあるものの、使命感で頑張っています。

・コロナ抗原検査の有効性は50%程度、PCR検査の有効性は70%程度です。完璧な検査はありません

コロナPCR検査は、症状を呈してから2日目〜9日目で有効であり、またインフルエンザ検査も発症から24時間以降経過したら有効とされます。発症から24時間未満の場合、有効な検査はありません。

・お子様は、親から伝播することが大半です。お子様単独のコロナ感染は少ないと言われています。ただし、変異型はお子様への伝播する可能性があります。

※PCR検査を週に15件程度実施していますが、陽性者は週に0-3名程度。陽性であった患者様の特徴ですが、昨年4~8月頃は「味覚・嗅覚障害」の方が多く、12月頃から「熱」です。38度以上の熱の方が多いです。熱以外の症状はなく(喉の痛み程度)、元気な方で陽性になっています。病状からコロナかどうか、全くわかりません。そして、熱しかなく、自宅療養でしょう、と思った方が人工呼吸器管理になっています。

②当院の対応

年令に関係なく、電話で事前に予約をしてください

当院は診療予約2020、EPARK、病院なびなどで予約を受けていますが(病院なびは中止中)、ネット予約せず、必ず電話で予約をしてください。

<小学生以下>

お子様は普通の風邪の可能性が高く、コロナウイルス感染症の可能性は低いです。そのため、通常通りの診療をします。

ただし、親が発熱をきたしている場合には、コロナウイルスの家族間感染の可能性がありますので、教えて下さい。

コロナ感染の可能性は低いため、原則としてコロナPCR検査は実施しません

※PCR検査を実施した場合、速やかに学校に届け出をし、結果に関わらず2週間程度自宅待機をして頂く可能性があります。

インフルエンザ検査は、必要であれば実施します。

<中学生以上>

・熱から24時間以内は自宅待機してください。

 解熱剤は市販で購入可能です。バファリンやロキソニンです。

 待機できないほどの体調不良の場合には、③に記載されている番号へお電話してください。

 当院では「発熱から24時間以内の患者様の診察はしません」。

24時間以上経ち、まだ熱が持続している場合、まずコロナPCR検査を実施します。

 保険適応になります。結果が出るまで、自宅待機してください。

 結果がでるまでの自宅待機を守って頂くことが出来ない方は検査をしません。

 翌日か、翌々日に結果が出ます(検査件数の増加に伴い、結果がでるのが遅くなっています

 検査の際に、状況に応じて解熱剤や抗インフルエンザ薬などを処方することもあります。

※職員への感染を防ぐため、家族の方に来院をお願いしています。ご家族様に容器を渡し、家か車内で検体を取っていただきます。それを家族に届けていただくことにしています。感染している可能性がある方と、職員が接触する可能性を減らすためです。ご理解をお願いします。

※保険適応で検査をする場合、3割負担で2000円程度の負担額です。

検査結果がでる頃(クリニックより指示します)に再診してください。

 結果をもとに診察をします。

 この際に、必要に応じてインフルエンザ検査をします。

 インフルエンザ検査をするかどうかを判断するのは医師です。不要と判断した場合には検査しません。

 これは検査そのものが感染の危険性の高い行為であるから、です。

※検査結果がでる時期について:検体を回収し、業者が夜間に検査機械を回します。陰性であれば、午前中に結果がわかることが多いです。陽性の方は、再検査に回すとのこと。再検査の結果が出るのが夕方になっています。そのため、翌日の夕方以降にはっきりと結果がわかります。ただし、検体数の増加により、結果が判明するのに時間がかかるようになっています。

※Q&A

・コロナではないと思うので、診察をまず受けたい

 →コロナかどうか、症状で診断することはできません。上記の通りに対応します。

・診察を受けた上で、必要なら検査をしたい

 →診察で判断することは出来ません。上記の通りに対応します。

・いつも扁桃炎になるので、扁桃炎だと思う

 →初診の場合、”いつも扁桃腺が腫れます”と言われても、”いつも”を知らないので対応できません。

 いつも通院している医療機関へ伝えてください。

 当院で扁桃炎で通院歴のある方の場合には、以前のカルテを参照して対応を決めます。

・インフルエンザの検査をまず受けたい

 →対応していません。

・熱が出たけど、翌日には解熱しました。症状はないけど検査をしたいです

 →医学的には検査不要であり、保険適応になりません。自費検査をご案内します。

・上記の流れ以外の治療を希望します

 →当院では対応できません。以下(③)に記載されている番号へ電話してください。

・予約しないで来院しました。

 →発熱者用の待機室が空いていない場合は、お帰り頂きます。

③当院以外を受診なさる場合

発熱等診療予約センターへ電話してください。

電話:0570-048914 受付時間:午前9時から午後9時(無休)

Lineからも予約ができるようです。

熱がある方の診療を受け入れてくれる医療機関へ案内されます。

ただし、この医療機関を受診なさった場合に、コロナPCR検査やインフルエンザ検査が出来る訳ではありません。診察可能な医療機関を案内され、その医療機関の指示に従って検査や治療を受けていただくことになります。

発熱等診療予約センター

④最後に

先日、熱と皮膚の発赤で来院なさった方が居ました。皮膚が赤いので診察をまずしてほしい、しかしコロナPCR検査は希望したいという要望でした。「まずはPCR検査から」と事前案内しましたが、「まずは診察を」と希望。来院後は速やかに別室に誘導し、看護師より再度PCR検査から受けてほしいことを案内し、PCR検査を実施しました。結果は陽性でした。この方は別室待機、その後、換気の良い場所で唾液採取をして帰宅、翌日には陽性結果を電話で伝えましたので、濃厚接触に当たる人はいません。仮に診察をしていたら、仮に待合室で待って貰っていたら、と思うと、冷や汗をかきました。

症状で診断することは不可能です。まだ分かっていない疾患です。可能な限り患者様の要望に応えていきたいですが、職員や他の患者さんに感染を広げる訳にはいきません。

そのため、上記の流れを厳格に適応することにします。

色々な思いがあると思います。しかし、多くの医療機関では発熱者をすべて断っています。それはしたくない。周囲の人を守りながら、しっかりと発熱者を診察するためには、上記のように、まずはPCR検査→結果が陰性であることを確認してから診察、というのが大事な流れであると考えています。

PCR検査は、なるべく車内で、会計はなるべく家族対応で、としています。PCR検査の手順は出来上がっています。PCR検査を開始して既に3ヶ月以上。二次感染は1例もありません。

どうかご協力をよろしくお願いします。