症状チェッカーとオンライン診療について

メドレーという会社が運営しているサイトに、症状チェッカーというのがあります。

https://medley.life/symptoms/

問診から病名を予想し、対処法がわかるサイトです。勿論、完璧ではありません。参考に使ってください。

このメドレーという会社は、オンライン診療CLINICSを運営しています。当院も契約をしており、徐々にオンライン診療を開始していく予定です。そして、この会社は、マッキンゼーというコンサルタント会社で勤務した経験を持つ 医師の豊田 剛一郎 氏が経営している会社です。この方は小川アナウンサーと結婚して脚光を浴びていました。立派な志しを持った方だと思い、私も共感してCLINICSを契約しています。

http://work-switch.persol-pt.co.jp/medley-career-toyoda-01/

オンライン診療について

オンライン診療は始まったばかりの制度です。制度としてどこまで拡張するべきか、もしくは制限するべきか、定まっておらず、1年ごとに方針を見直して調整することとなっています。

最近では、緊急避妊用のピルの処方を認めるべきかどうかを話し合いが行われています。

オンライン診療として実施できるものは、①電話再診の代わりとして実施できるような病気(例えば不眠症や喘息の吸入など、症状が変わらないもの)、②定期的なチェックが必要な病気の代替診療として実施します。

①の電話でも済むような病態をオンライン診療で、というものは、緊急避妊薬のように適応拡大しようという意見と、本来は診察が必要なものまでオンライン診療にしている医療機関があることから規制をしようとする意見が混ざり合っています。

現状当院では、不眠症、安定した不安神経症や鬱病の方の処方継続、喘息の定期吸入、に絞り対応しようと思っています。

②の定期チェックが必要なもの。これは高血圧、高脂血症、糖尿病などの医学管理が必要とされる病気や、訪問診療です。この場合には、半年以上にわたり外来で同じ医師が診察をしていること、さらにオンライン診療は同じ医師で3か月までといった強い縛りがあります。この診療は、医療機関の少ない過疎地での運用を念頭としており、当院では導入しない予定です。当初訪問診療の補完として利用しようと思っていましたが、何かが起きたら直ぐに電話で相談した方が良いだろうとの判断もあり、当院も始めていません。

オンライン診療については、国がどのように使用していくのか、まだ定まっていません。そのため、経過をみながら拡張したいと思っています。

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